吸引を実施する医療従事者は常に清潔操作を行う必要があり、また飛沫やエアロゾルの曝露リスクもあります。
気管吸引の処置に使用するPPEは開放式と閉鎖式で異なります。閉鎖式は曝露リスクが比較的少ないため
サージカルマスク及びグローブを、
一方開放式は大量の飛沫やエアロゾルを受ける可能性があるため、
ゴーグルまたはフェイスシールド、
サージカルマスク、
プラスチックエプロン、
グローブを着用します。
ただしCOVID-19に係る患者の処置については、開放式ではそのリスクを考慮し、N95マスク または電動ファン付き呼吸器防護具(PAPR)の着用が推奨されています。
職業感染制御研究会(2019) 医療従事者のための感染予防: 針刺し切創・皮膚粘膜曝露予防 感染制御 10(別冊2)
日本環境感染学会(2020) 医療機関における新型コロナウイルス感染症への対応ガイドライン第5版
日本集中治療医学会COVID-19対策看護チーム(2020) ICUにおける COVID-19患者に対する看護 Q&A Ver1.0