この規格は、浮遊じん、薬液飛沫、飛来物などから作業者の目を保護するために用いる保護めがね並びに、交換用レンズ及びアイピースについて規定しています。
EN 166 :2002 交換レンズやアイピースの主な基準
素材や表面の品質 | 幅5mmの周縁部を除き、使用中の視力を損なうおそれのある重大な欠陥 (気泡、傷、不純物、色のむら、へこみ、型の跡、突起、小さな穴など) があってはならない。 |
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屈折力 | ±0.06m-1(Class1) |
透過率 | 74.4%以上 |
耐衝撃性 | 直径22mm、43g以上の鋼の球を約5.1m/sで衝突させ、破砕や変形しないこと。 |
耐熱性 | オーブンにて55±5°Cの温度で60±5分間置き、取り出しその後 60分目視確認にて明らかな変形がないこと。 |
難燃性 | 約650℃に熱した鋼棒を5秒間押し付けて、炎を出して燃え続けないこと。 |
EN 166 :2002 完成品の主な基準
一般的構造 | 使用中に不快感になるまたは怪我の原因となる、突起の鋭いエッジまたはその他の欠陥があってはならない。 |
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素材 | 着用者が接触する部分に皮膚刺激を引き起こすことが知られている材料を使用してはならない。 |
ヘッドバンド | ヘッドバンドを主要な固定手段として使用する場合、着用者の頭と接触する可能性のある部分全体で少なくとも10mmの幅であること。 ヘッドバンドは調整可能または自動調整可能であること。 |
耐衝撃性 | 前面および側面(フェイスシールドは側面なし)に対し、直径22mm、43g以上の鋼の球を約5.1m/sで衝突させ、 レンズの破砕、球の貫通、変形、部品やフレームからの外れ等がないこと。 |
耐熱性 | オーブンにて55±5°Cの温度で60±5分間置き、取り出しその後 60分目視確認にて明らかな変形がないこと。 |
耐食性 | 沸騰した約10%塩化ナトリウム水溶液に約15分間浸し、取り出した後に室温の約10%塩化ナトリウム水溶液に約15分間浸漬する。次に付着した液体を拭き取らずに、約24時間乾燥後に金属部分の腐食が確認されないこと。 |
難燃性 | 約650℃に熱した鋼棒を5秒間押し付けて、炎を出して燃え続けないこと。 |